ロシアのIT先進都市カザンのどこでIT人材が生まれているのだろうか?

ロシアのIT先進都市カザンのどこでIT人材が生まれているのだろうか?

ロシアのIT先進都市カザンのどこでIT人材が生まれているのだろうか?

ロシアは、STEM(Science・ Technology・ Engineering・Mathematics)の分野での卒業者の人数が、1位の中国・2位のインド・3位のアメリカに次いで4番目に多い国です。

ソ連時代から受け継がれた科学と数学を重視した教育システムは現代のロシアでもあり、世界レベルでロシアの開発者たちの技術力は高い評価を受けています。例えば、YouTubeのモバイルアプリの開発を担当していたのはロシア人開発者のAndrey Doronichevです。

IT大国のロシアの中でも、特にIT分野が強いタタルスタン共和国の首都カザンでは、IT教育が著しく発展しています。今回は、そんなIT先進都市カザンのどこで優秀な開発者たちが輩出されているのかを見てみましょう。

①カザン連邦大学(Kazan Federal University)

タタルスタン共和国のIT教育を語る上で必ず出てるのがカザン連邦大学です。ソ連時代から受け継がれるテクノロジーの強さに加えて、実際に研究を社会に生かすためのビジネスとの共同プロジェクトが盛んにおこなわれています。


例えば、カザン連邦大学のIT学部で「研究ラボラトリー」と呼ばれている、カザンのIT企業が大学内に開いたラボがあります。

ここでは、大学生は2年生の時に自分の専門を選んで(WEB開発、Javaでのビジネスソリューション開発、モバイル開発、IoT、など)、研究ラボに入って、勉強とともに本物のプロダクトを作る経験を得ることができます。

理論と実践を大学過程で身に付けるので、カザン連邦大学の卒業生はWeb開発、ビジネスソリューション開発、IoT、AI、ロボット開発の場面で高く評価されています。


研究ラボラトリの一覧(英語版)


Kazan Federal University

② Kazan National Research Technical UniversityとKazan State Power Engineering University

カザンには、ITやテクノロジーについて勉強をするためにロシア中から多くの若い人々が集まってきます。先ほど紹介したカザン連邦大学以外にも、カザンにはIT分野で有名な Kazan National Research Technical UniversityやKazan State Power Engineering Universityがあります。

 Kazan National Research Technical Universityは世界レベルでIT分野で存在感を出しており、実際に、Times Higher Education World University Rankingsによると、ランキングに入っている48のロシアの大学の内、Kazan National Research Technical Universityは8番目に位置しています。

また、Kazan State Power Engineering UniversityもC++を使った産業向けの開発に強く、多くの卒業生を輩出しています。

Kazan National Research Technical University リンク(英語版)
KAZAN STATE POWER ENGINEERING UNIVERSITY リンク(英語版)


③ロシア最大の銀行Sberbankが運営する “School 21”

現在、エンジニアとして転職をするために様々なセミナーやコースを受けること増加しており、ロシアも例外ではありません。

そんな中、最近最も注目されているのが、ロシアのメガバンクSberbankが運営しているコース”School 21”です。

このコースは完全無料で受けることができる上、コース修了者は就職が大きく有利になります。

とはいえコースの質を維持するために、入会希望の人はコースに入るためにまず入会テストに合格し、面接も受ける必要があります。

しかし、逆にいうとこのようなシステムがあるからこそ、コース修了者は即戦力となる人材に短期間でなることができるのです。

現在、”School 21”で開発者以外、セキュリティー、システムアドミニストレーション、ネットワーク、などの専門を勉強することができます。

School 21リンク(ロシア語版)


School 21

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